スフィアリーグ3rdステージ(愛知県体育館)

藤本美貴

スフィアリーグ すかいらーくグループシリーズ」の3rd(サード)ステージが6日、名古屋市中区の愛知県体育館で行われ、8チーム、約100人が熱き女の戦いを繰り広げた。

 桜満開の名古屋城を望む会場には、美女たちの真剣勝負、ふだんと違う“体育会系”のアイドルを見ようと、大勢のファンが集結し、コンサート会場さながらの熱気が漂った。

 2月に開催された2nd(セカンド)ステージで優勝し、チームポイントで首位に立つ「ガッタス ブリリャンチス エイチピー」(ハロプロ所属)は、1回戦で、袴田吉彦監督率いる「チャクチャク ジェイビー」(プロシード所属)と対戦。

 キャプテンの吉澤ひとみ(20)を中心に、スピーディーなパス回しや、ヒールパスなどを駆使するなど、終始試合をリードしたが、無得点。前後半で決着がつかず、PK戦(2−0)でかろうじて準決勝に進出した。

 圧巻だったのはキーパー紺野あさ美(18)。小さな体で、ファインセーブを連発しチームを救い、PK戦でも2人のシュートを体当たりで止めた。

 試合後はまるで優勝したかのように、みんなで抱き合い、喜びを爆発。1回戦を終えた紺野は「初戦で負けてしまうと、早い電車で帰らなくちゃいけないから。プレッシャーはありましたけど、負けたくない気持ちが強かったです」と語った。

 「ガッタス−」は準決勝で、宿敵「カレッツァ」(サンズ所属)と対戦し、1対1。またしてもPK戦となったが、2−3と惜敗し、準決勝で敗退した。

 決勝は長州小力監督率いる「チームドリーム」(エイベックス所属)が「カレッツァ」を2−1で破り、初優勝した。

 次回4th(フォース)ステージは5月11日、東京の国立代々木競技場で行われる。 



    戸井田アンナちゃん